マンガでなれる?WEBデザイナー講座

第5話 このサイトの20年 New!

第5話 このサイトの20年

 

アオイ先生

最終回は実話です。2008年に開設された、
あるWeb技術サイトの話。

タクミ

20年近く前!? スマホもまだ普及してない頃だ。

アオイ先生

最初はレンタルサーバーに WordPress を入れて始まりました。
当時はそれが手軽で最先端だったんです。

アオイ先生

その後、Umbraco という CMS に引っ越して、
さらに ASP.NET という仕組みで自作のサイトプログラムに作り替えました。

タクミ

どんどん本格的になっていったんですね。

アオイ先生

ただ、振り返ると大変だったのはサイトの中身より「器」の維持でした。
サーバーの引っ越し、OS やフレームワークのバージョンアップ…。

アオイ先生

器を維持する作業は、読者には何の価値も生みません。
記事は何も変わっていないのに、直さないとサイトが動かなくなる。

タクミ

うっ、耳が痛い話です。

アオイ先生

そして運営者は気づきました。
このサイト、コメント欄もフォームも実質使っていない。

アオイ先生

つまり動的な機能が何も要らない。
全ページを HTML に書き出して、置いておくだけでいいと。

タクミ

静的サイト化ですね!

アオイ先生

そうです。2026年、全ページを静的な HTML に変換して、
プログラムもデータベースもないサイトに生まれ変わりました。

アオイ先生

そして…今あなたが読んでいるこのページが、
まさにそのサイトです。

タクミ

ええっ!? このサイトのことだったんですか!?

アオイ先生

昔の記事も全部そのまま残っています。
IIS や SQL Server の記事は、いわば地層みたいなものですね。

アオイ先生

WordPress も CMS も、必要な人には良い道具です。
ただ「保守し続ける覚悟」とセットであることを忘れないでください。

アオイ先生

動的な機能が要らないなら、静的サイトへ。
それがこのサイトが20年かけてたどり着いた結論です。

タクミ

僕も今日からサイトの引っ越し、始めます!
先生、ありがとうございました!

おしまい ―― あなたのサイトは、本当に「動く器」が必要ですか?